忖度のない相場環境のナビゲーター。
「今どこを、どう待つべきか」を、数値の根拠とともに言葉で示します。
「環境ナビ」は、勝ち負けを予言するツールではありません。
チャートを開くたびに湧き上がる「とりあえず入りたい」という衝動。その焦りに対して、複数の通貨ペアを冷静に並べ、今エントリーに値する場所があるのか、それとも見送るべきかを、忖度なく突きつけます。
そして気になったペアを選べば、移動平均・ATR・ボリンジャーバンドといった具体的な数値を根拠に、「どこまで引きつけて、どこで損切りを置くか」までを、初心者にも分かる言葉で解説します。判断を奪うのではなく、判断の材料を、客観的に手渡すための道具です。
人に相談すると、相手はあなたの顔色やポジションを読んで気を遣います。しかしこのツールは、あなたが何を持っていようと、何を期待していようと、データが示す事実だけを同じ温度で返します。だからこそ、自分に都合のよい解釈にブレーキをかける「鏡」として機能します。
判定の土台は変化率・複数時間足の方向・値幅といった「生のデータ」。後付けの解釈に頼らず、相場の事実そのもので評価します。
高値での買い・安値での売りは「飛びつき」として評価を下げます。条件が揃わなければ、はっきり「見送り」と表示します。
主要ペアを一括スキャンし「今、条件が揃っている順」に並べます。一つのペアに固執せず、最善の選択肢を選べます。
気になるペアを選ぶと、AIが現状・目線・行動を平易な言葉で解説。「押し目買いを待つ」など、次の一手が分かります。
移動平均・ATR・ボリンジャーバンドの実数値から、押し目の目安価格・損切り幅(pips)・サポレジ水準を提示します。
このツールは未来を当てません。あくまで「現状の整理」と「水準の目安」を示すのみ。最後の引き金を引くのは、いつもあなた自身です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取引プラットフォーム | MetaTrader 5(MT5) ※ MT4には対応していません |
| 種別 | EA(エキスパートアドバイザ)/分析専用・自動売買は行いません |
| 必要なもの | Anthropic(クロード)のAPIキー ※ AI解説機能の利用に必要。取得方法は第6章を参照 |
| インターネット接続 | 必須(AI解説のためAnthropicサーバーへ通信します) |
APIキーを設定しなくても、「環境チェック」によるペアのランキング表示(買い目/売り目/待ちの判定)は通常どおり動作します。AIによる詳しい言葉の解説のみ、APIキーが必要です。
受け取った MarketEnvNavi.mq5 を、MT5の MQL5 / Experts フォルダに入れます。MT5の「データフォルダを開く」から辿れます。配置後、MetaEditorでコンパイル(F7)してください。
ナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」から MarketEnvNavi を、分析したいチャートにドラッグします。チャート左上にボタンとパネルが表示されれば成功です。
MT5ツールバーの「アルゴリズム取引」ボタンをオンにします。これがオフだと、AIへの通信が行われません。
※ 本EAは売買注文を出しません。通信の許可のためにオンにします。
メニューの ツール → オプション → エキスパートアドバイザ を開き、「WebRequestを許可するURLリスト」に次のURLを追加します。
これを忘れると、AI解説時に通信エラーになります。最も多いつまずきポイントです。
チャート上のEAをダブルクリック(またはチャート右クリック→「エキスパートリスト」)で設定画面を開き、「パラメーターの入力」タブの InpApiKey に、ご自身のAnthropic APIキーを貼り付けてOKを押します。
パネル上部の 「環境チェック」 ボタンを押すと、その瞬間に主要ペアを一括で評価し、「条件が揃っている順」にランキング表示します。チャートを開いて「入りたい」と感じたら、まずこのボタン。今この瞬間、本当に狙える場所があるのかを確認します。
ランキングを見て気になったら、「1位解説」「2位解説」「3位解説」 のボタンを押します。そのペアだけをAIに送り、数秒で詳しい解説が返ります。
※ 多くの場合、注目すべきは上位の1〜2ペアです。下位が「待ち」ばかりなら、それは「今日は無理に動くな」というサインです。
AI解説は3つのタブで切り替えられます。特に ★行動 タブが、具体的な次の一手です。
| タブ | 内容 |
|---|---|
| 現状 | 今の足の向き・位置・移動平均との関係など、客観的な状況の整理。 |
| 目線 | データが示すメインの方向と、その見立てが「崩れる条件」を具体的な価格で提示。 |
| ★行動 | 今すぐ/待ち/見送りの判断と、待つ場合の目標価格・損切り幅(pips)まで。 |
console.anthropic.com にアクセスしてアカウントを作成し、「API Keys」のページで新しいキーを発行します。sk-ant- で始まる文字列がキーです。発行時に一度だけ全体が表示されるため、その場でコピーして安全な場所に保管してください。
APIキーはパスワードと同等の機密情報です。SNSやスクリーンショットへの写り込み、第三者への共有は厳禁です。万一漏えいした場合は、Anthropicのコンソールから即座に無効化(失効)できます。
AI解説は、ボタンを押して1ペアを解説するたびに、Anthropicへ少額の利用料が発生します。1回あたりのおおよその目安は次のとおりです。
※ 金額はトークン量・為替・Anthropicの料金改定により変動します。あくまで2026年時点の目安です。1日に数回の利用であれば、月額でも数十円〜数百円程度に収まる想定です。
各行は 順位・通貨ペア・判定・スコア・根拠 の順です。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 買い目 | 複数時間足が上向きに揃い、買い方向の条件が出ている状態。 |
| 売り目 | 複数時間足が下向きに揃い、売り方向の条件が出ている状態。 |
| 待ち | 方向感がない/値動きが荒い/時間足がバラバラなど、見送りが無難な状態。 |
| スコア(数値) | 「条件が揃っている度合い」。買い推奨度ではありません。飛びつき・荒れ・逆行があると減点されます。 |
最上位のペアすら条件を満たしていない、ということです。「何もしない」も立派な判断。無理に動かず、相場が動意づくのを待ちましょう。
このように、ただ「待ち」と言うだけでなく、どの価格まで引きつけ、どこで損切りを置くかという具体的な水準を、その時々のデータから算出して示します。
初期設定のままでも使えますが、ご自身の相場観に合わせて調整できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
InpTimeframe | 判定の基準となる時間足(初期:H1=1時間足)。デイトレ向けの設定です。 |
InpLookback | 変化率・位置を測る本数(初期:24=約1日分)。 |
InpTopN | ランキングに表示するペア数(初期:6)。 |
InpFontSize / InpPanelW | 文字サイズ・パネル幅。表示が大きい/小さいと感じたら調整します。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
InpApiKey | Anthropic APIキー。他者に見せないこと。 |
InpModelSelect | AIモデルの選択(Haiku/Sonnet/Opus)。初期はSonnet。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
InpPosHigh / InpPosLow | 「高値圏/安値圏」と見なす位置(初期:72/28)。飛びつき判定の感度。 |
InpVolHot | 「荒れ」と見なすボラ比(初期:1.35)。 |
InpWaitBelow | このスコア未満は「待ち」とする境目(初期:25)。慎重さの調整。 |
InpEmaFast/Mid/Slow・InpAtrPeriod・InpBbPeriod | AI解説で使う移動平均・ATR・ボリンジャーバンドの期間。 |
ツール → オプション → エキスパートアドバイザ の「WebRequestを許可するURLリスト」に https://api.anthropic.com が追加されているか、「アルゴリズム取引」がオンになっているかをご確認ください。sk-ant- から始まるキー全体が、余分な空白なく貼り付けられているかご確認ください。また、Anthropicコンソールで残高(クレジット)があるかもご確認ください。InpWaitBelow の値を少し下げると、判定が出やすくなります。GOLD#、XAUUSD.m など)。本ツールは主要な別名を自動で探しますが、見つからない場合は InpSuffix に口座の接尾辞(例:m や #)を指定してみてください。本ツールは相場環境を整理し、判断の材料を提供するものであり、将来の値動きや利益を保証・予測するものではありません。
表示される判定・スコア・AIの解説は、あくまで一つの参考情報です。実際の取引における最終的な意思決定および、その結果生じるいかなる損益についても、すべてご利用者ご自身の責任となります。
外国為替証拠金取引(FX)には、為替変動・金利変動等により元本を超える損失が生じるおそれがあります。リスクを十分にご理解のうえ、余裕資金の範囲でお取引ください。
本ツールの利用により生じた損害について、開発者は一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。
AI解説機能は、Anthropic社のClaude APIを利用しています。AIの出力は完全ではなく、表現の揺れや解釈の幅が生じる場合があります。数値や水準は必ずチャートでご確認のうえ、参考としてご活用ください。